22日公示の参院選まで2週間となり、全45選挙区の構図がほぼ固まった。1人区の32選挙区では、自民党公認と、民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党が公認・推薦・支援する「統一候補」がぶつかる。改選数3〜6の9選挙区では、与党と野党がそれぞれ複数擁立し、しのぎを削る。7月10日に投開票される。

 参院選は前回まで、各都道府県単位の47選挙区で争われたが、今回から鳥取と島根、徳島と高知がそれぞれ合区され、計45選挙区となった。朝日新聞の調べでは、選挙区での主要政党公認の立候補予定者数は、自民48人、民進33人(公認予定を含む)、公明7人、共産14人、おおさか維新11人(地域政党・減税日本との共同公認を含む)、社民4人、日本のこころ4人、新党改革1人。

 自民は複数区の北海道、千葉、東京で公認を2人ずつ擁立。公明が1人区で自民公認を推薦する代わりに、自民が埼玉や兵庫など5選挙区で公明公認を推薦。一方、民進と共産は1人区で候補者一本化を果たしたが、13の複数区すべてで双方の公認が競合する。