国民は安倍を追い詰めた! 共同代表北岡孝義の緊急アピール文。ぜひ、ご覧ください。          2015.8.26

国民は“安倍”を追い詰めた!

シニアネット共同代表 北岡孝義

 ようやく涼しさが戻ってきました。今朝は、寒いほどでした。いかがお過ごしでしょうか。

 小生は、からだのあちこちの故障に追い回され、日々“老い”を実感するこのごろですが、まあ元気にやっています。

 ところで、いま“安倍の暴走”に抗う国民の運動が、日本国中いたるところで取り組まれています。一昨年の特定秘密保護法制定反対、昨年の解釈改憲反対の闘いのころから、国会に押しかけてきた小生にとって、最近の反対運動の広がりは、うれしい限りです。とくに、学生や若いお母さんたち、学者・研究者の方々が立ち上がってくれたことに、限りない喜びを感じています。“俺たちはもう孤立していないんだ”と自信が湧いてきました。

 「われわれは、どうやら9分どおり“安倍”を追い詰めた。あと一押しで、安倍の野望を打ち砕くことができるのではないか」、こんな気がしてならない今日このごろです。少し甘い、と叱られるかも知れません。

 でも、安倍が追い詰められていることはまちがいありません。第1に、支持率が逆転したのは7月初旬でしたが、その後の各紙の調査のたびに支持と不支持の差は開くばかりです。たとえ支持率を下げてでも法案の成立を期すと、安倍はうそぶいているようですが、内心は気が狂いそうになっているにちがいありません。第2に、アベノミクスが失速しかけています。ここ数日のマスコミ報道がそれを明らかにしています。

 安倍の足元を固めていた“高支持率”と“好調な経済”の二つがおかしくなっているのです。

 加えて外交に目を転ずると、出さなければよかった「70年談話」を出し、安倍支持の右翼グループからは不満を買い、一方で良識を持つ国民やマスコミの強い批判を受けるという散々な結果になりました。9月訪中も結局は断念せざるを得ず、日韓関係打開のメドは依然として不透明です。北朝鮮との拉致問題もとん挫したままです。プーチン訪日もあやしくなってきました。外交面でも行き詰まりの状況を作ってしまっています。  

こんな安倍首相に、戦争法案を強行採決でもって成立させる力などはもうない、といってもいいのではないでしょうか。気がかりは、安倍にシッポをふるバカな野党が出てこないか、ということです。これはしっかりと監視していかなければなりません。

「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」は、安倍の野望を粉砕することをめざし、830日(日)に「国会包囲10万人集会」を開催します。ぜひ参加をご検討ください。もちろん小生も参加します。

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