派遣法改正案「9月末施行」 与党、繰り下げを提案
            朝日新聞 2015年08月20日 

 
参院厚生労働委員会で審議中の労働者派遣法改正案の施行日を9月30日に繰り下げることを、参院厚労委の与党議員が19日、野党に提案したことがわかった。日本年金機構から個人情報が流出した問題や安全保障関連法案の影響で派遣法案審議が遅れているためだ。

 いま審議中の改正案では施行日は9月1日となっている。法案は衆院を6月に通過し、いまは参院厚労委で審議中だが、8月中に成立するメドは立っていない。関係者によると、与党の提案に対して野党は法案の大幅な修正を求め、折り合わなかったという。